タクシードライバーと言うと男性の仕事というイメージがあるかもしれませんが、
最近では女性のタクシードライバーも増えている傾向にあります。
ここでは女性タクシードライバーの働き方についてご紹介します。
増えつつある女性タクシードライバー
全国の女性タクシードライバーの数は10,108人、女性の比率は3.6%(*1)であり、他の業界に比べるとまだまだ少ないと言えます。
しかし、「女性にはできない仕事なのか?」というと、決してそのようなことはありません。
タクシードライバーは男性でも女性でも給与体系に差はなく、自動車を運転することは力仕事ではないので、男女関係なく働ける仕事と言えます。
なかには、「地図を見るのが苦手だから」「女性に運転は向かないから」と敬遠する女性の方も多いようですが、いまはほとんどのタクシーにカーナビが付いていますし、AT車なので運転も難しくありません。
研修制度も充実しているので、未経験から始めるハードルは下がっています。
*1 一般社団法人全国タクシー・ハイヤー連合会の調査による(令和2年3月末時点)
女性におすすめできるポイント
タクシードライバーは接客業です。そのため、気配りができ細かいところに気がつける女性に対するニーズは高まっており、女性の採用を強化しているタクシー会社も増えてきています。女性ならではの視点を生かした新しいサービスも次々と生まれており、女性が選ぶ職業として「タクシードライバー」は選択肢の一つになってくると思います。
女性ならではの視点を生かせる
例えば、小・中学生のお子さんの学校や塾の送迎や、妊婦さんの病院への送迎、さらにはご年配の方の通院のサポートなど、接客や運転がやさしい女性ドライバーならではの新しいサービスが次々と生まれており、女性が活躍するシーンが増えています。
仕事と家庭を両立しやすい
例えば、「育児や介護などで長時間働くことができない」「急なお休みが取れる会社が少ない」「待機児童問題で正社員として復帰できない」など、働く時間に制限がある女性にとっては、「隔日勤務」や「昼日勤」「夜日勤」など、勤務時間や勤務日を調整しやすいタクシードライバーの働き方は、仕事と家庭を両立しやすいと言えます。
託児所のある会社も増えている
待機児童問題でお子さんを認可保育園に預けられず、社会復帰に苦労している女性の方も多いと思います。最近では、託児所を設けたり、提携の託児所と契約しているタクシー会社も増えています。
朝、お子さんと一緒に出社し、預けている間は仕事に集中、休憩時間にお子さんを迎えに行くなど、融通が効きやすいのが特徴です。
なお、会社の福利厚生制度として、通常より安く利用できる場合も多いので、費用面でも大きなメリットがあると言えます。