インターネットで「タクシー マナー」などと検索してみると、「接客マナーが悪い」などの言葉や記事をよく見かけます。お客様に快適にご乗車いただくためには、タクシードライバーもビジネスマナーを守ることが大切です。運送業であり、接客業でもあるタクシーのドライバーが守るべきマナーにはどんなものがあるかご紹介します。
タクシーを清潔に
タクシーに乗車するお客様に快適に過ごしていただくためには、車をキレイにしておく必要があります。車体の汚れ、車内の臭い、窓についた指紋、シートやお客様の足元の汚れなどに注意しましょう。例えば、みなさんがホテルに宿泊する際、部屋がキレイに清掃されていると気分がいいように、タクシーもキレイな状態であることが大切です。お客様に、またこのタクシーを利用したいと思っていただけるよう、タクシーを清潔に保ちましょう。
身だしなみを清潔に
タクシーを清潔に保つことと同様に、タクシードライバー自身も身だしなみに気を配る必要があります。
■お客様が気にするポイント
・ シャツにしわができていないか?
・ ボタンをしっかりと留めているか?
・ 白い手袋は洗濯されているか?
・ 肩に髪の毛やフケはついていないか?
・ 髪色が派手すぎないか?
このほかにもありますが、まずは上記のポイントをもとに、身だしなみをチェックしてみるとよいでしょう。自分がどうかではなく、お客様から見た印象がどうかが大切ですので、自分以外の人にもチェックしてもらうとよいでしょう。
細かな気配り
タクシードライバーの役割は、「お客様を安全で快適に目的地へ運ぶこと」であり、安全運転に集中するのは当然ですが、そのうえでお客様への気配りが求められます。お客様の様子を伺いながら、車内のクーラーの温度調節、ラジオや音楽の音量調節、高齢者や妊婦さんを運ぶ際の速度調節など、細かな気配りをしましょう。また、お客様が大きな荷物を持っている場合には、タクシーから降りて、お客様の代わりに丁寧にトランクに入れましょう。トランクは、お客様にいつでも利用していただけるようにキレイな状態を保ち、私物は置かないようにしましょう。
笑顔で元気な挨拶
タクシードライバーは、接客業でもあるので、お客様とコミュニケーションが発生します。お客様に好印象を持ってもらうためにも、ご乗車された際には、お客様の方を見て笑顔で元気に挨拶をしましょう。挨拶だけではなく、運転中でも笑顔を意識するとよいでしょう。運転中にお客様の方に降り向くのは危険ですので、お客様と会話をする際は、声の大きさや声のトーンを工夫して、気持ちの良いコミュニケーションを心がけてください。