一般的な会社の面接とタクシー会社の面接では、どんな違いがあるのでしょうか。
タクシー会社の面接官がチェックしている点や、面接の場でよく聞かれる質問など、
実際に面接を受ける際に注意したいポイントをまとめました。
タクシー会社の面接を受ける際の注意点
タクシー会社といっても、面接を受ける際の注意点は、一般的な会社と大きな違いはありません。
面接官も人の子です。当たり前のことではありますが、「この人ならタクシードライバーとしてお客様をお任せできるな」と思ってもらうことが大事です。面接にのぞむにあたっては、以下のポイントを押さえるようにするとよいでしょう。
服装と身だしなみ
タクシー会社の面接には、やはりスーツで行くのがよいでしょう。中には、Tシャツにジーパンというラフな格好で面接に来る方もいるようですが、タクシードライバーのお仕事は「接客業」ですので、面接官もあなたの「見た目」をチェックしています。派手な色は控え、しわや汚れのない清潔感のあるスーツ姿で面接に挑みましょう。
また、意外と見落としがちなのが靴です。「オシャレは足元から」と言いますが、しっかりと磨かれたビジネスシューズがよいでしょう。
なお、男性の場合、髪型は短めに整えられており、髭もキレイに剃られているほうが好印象です。
履歴書と職務経歴書
履歴書や職務経歴書は、面接官があなたの経歴や人物像を知るための重要な書類です。丁寧な字で記入するのはもちろんですが、「タクシードライバーとして頑張っていきたい」というあなたの熱意を伝えるため、志望動機などの項目もしっかり埋めるようにしましょう。
また、職務経歴書にはこれまでのお仕事内容を正確に記載してください。もし、記入漏れやウソを記載し、内定後に相違があることが発覚した場合、最悪、内定取り消しになることもありますので注意が必要です。
面接時のマナー
実際の面接ではどうしても緊張してしまいますが、社会人としての最低限のマナーは
しっかり押さえておきましょう。
- 遅刻厳禁。面接開始の10分前目安で到着しておく。
- 面接の部屋に入るときは必ずドアをノックし、「失礼します」と一礼してから入室する。
- 入室したらまず名前を名乗り、「本日はよろしくお願いいたします」と挨拶をする。
- 面接官に「お座りください」と言われてから着席する。
- 質問をされたら、はっきりと丁寧な口調で返答をする。
タクシー会社の面接で聞かれる質問
ここでは、タクシー会社の面接でよく聞かれることや、面接官が見ているポイントなどをご紹介します。車を運転するタクシー会社ならではのものもありますので、これからタクシー会社の面接を受ける方は、
ぜひ参考にしてください。
事故歴・違反歴はありませんか?
タクシードライバーはお客様の命を預かるお仕事でもあるので、面接官は過去の事故歴・違反歴を注意深く見ています。スピード違反や信号無視などを繰り返している方には、安心してお任せできません。
また、免許の違反点数が累積していた場合、次に違反した際に免許停止になると、その期間は乗務できなくなってしまうリスクがあるため、タクシー会社としては慎重に判断するポイントと言えます。
健康状態は良好ですか?
タクシー会社に入社する際には、必ず事前に健康診断を受けるのですが、面接の際に、「過去大きな病気をしていないか」「現在服薬している薬があるかどうか」など、健康状態に関して質問をされることがあります。
タクシードライバーはお客様を乗せるお仕事なので、もし急な体調不良などで事故を起こしてしまわないように、健康状態に関してはとくに厳しく見られます。
そのため、心臓病や心筋梗塞、脳梗塞、糖尿病などを患っている場合には内定が出ない場合もあります。もし、すでに完治している場合などは、その旨を正しく伝えましょう。
退職理由・転職理由は?
これは一般的な会社の面接でもよく聞かれますが、タクシー会社の面接でもほぼ同様にこの質問が聞かれます。とくに、ネガティブな理由で退職していたり、短期間で転職を繰り返していると、面接感に「うちでも長続きしないのではないか?」と思われてしまいます。
もちろん退職、転職するにはそれなりの理由があり、悪いことではないのですが、ポジティブに、前向きに、想いを伝えることが大事です。