タクシードライバーには服装の決まりはあるのでしょうか? 
タクシー会社によっては制服が支給されるところもあれば、
制服はなくご自身で用意するところもあります。
どちらの場合においても、タクシードライバーは接客業ですので、
服装には気を配る必要があります。

ここではタクシードライバーの服装についてご紹介します。

タクシードライバーの制服

タクシードライバーの制服というと、黒めのスーツに、帽子、白い手袋というイメージがあるかもしれませんが、タクシー業界全体として特にルールがあるわけではありません。

そのため、タクシー会社がそれぞれ独自の社内規則として決まりを設けています。基本的にはタクシー会社から制服が無償で支給されることが多く、支給された後はドライバーが自分で洗濯したり、クリーニングに出したりと、個人で管理することになります。

男性の場合

ほとんどの場合、黒・紺・グレー系のスーツを着用します。白いワイシャツに派手すぎないネクタイを締め、ベストを着用し、その上にジャケットを羽織り、パンツはジャケットとセットのスラックス。それに加え、白い手袋をして運転するというのが一般的なスタイルです。

女性の場合

女性の場合も、基本的には男性同様にスーツを着用します。ネクタイに関しては、代わりにスカーフを巻くタクシー会社もあります。

なお、安全に運転できるように下はスカートではなくパンツスーツが一般的となります。男性同様に帽子を着用しないタクシー会社も増えていますが、髪が長い場合には、視界や清潔感を保つために結ぶことがほとんどです。

季節と服装の関係

タクシーは外から乗車されるお客様のために、夏場は涼しい状態、冬場は暖かい状態に、常に車内に冷暖房をつけています。
しかし、タクシードライバーは長時間車内にいるため、逆に夏場は寒く、冬場は暑く感じることがあります。そのため、夏場・冬場でも温度調整がしやすいベストやインナーを着用していることが多いようです。

また、夏場にネクタイをきっちり締め、ベストやジャケットまで着用するとタクシードライバーも汗だくになってしまい、健康的にもお客様への印象的にもよろしくありません。そこで、夏場にはクールビズを採用し、ノーネクタイ、ノージャケットにしているタクシー会社も見られます。また、年間を通して比較的熱い沖縄では、民族衣装の「かりゆし」を制服にしているタクシー会社が多くみられます。

このように、タクシー会社によって制服を用意して無償で支給しているところもあれば、有償レンタルの場合や、完全に個人で用意しなければならないところもあります。制服が支給されるかどうか、クールビズがあるかどうかなどは、各タクシー会社にお問い合わせください。

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