ミッション
タクシー業界自ら情報発信できるメディアを。
これまでタクシードライバーの募集広告では、狭い地域ごとで求人をしていたり、祝い金や給与保証など直近の条件だけで募集をしているところが多いと感じていました。しかし、例えば東京で働くドライバーの中には地方出身の方も多く、その方たちが地元に戻って働ける場所を探したいときや、逆に都心出身の方が地方でのんびり働きたいという要望があったとき、それらに答えられる選択肢が少ないことが問題だと感じていました。また、タクシー業界全体で見ると、ドライバーの高齢化が大きな問題であり、若い方や女性の方にも広くタクシー業界を知っていただき、選択肢の一つとして検討してもらえるような取り組みが急務であるとも感じていました。そこでこの度、タクシー業界自ら情報発信できるメディアとして、「WAY」という求人サイトとオウンドメディアを立ち上げることとなりました。
ビジョンの実現に向けた変革
採用の観点でも協業を進める。
日本におけるタクシー事業者は約7,000社近くありますが、そのうち約8割は従業員数100名以下の中小事業者がほとんどであり、単独で生き残っていくのはとても大変なことです。もともと第一交通が「No.1タクシーネットワーク」を立ち上げたのは、タクシーチケットをはじめ、車両や資材の購入、さらには配車システムなどを共同利用することで、当社のスケールメリットを享受していただきたいというところから始まっています。今後はDXの導入も進み、コストダウンと生産性を上げていくとともに、採用の観点でも協業していく必要があると考えています。そこで僭越ながら、34の都道府県に200の営業所を展開している当社が音頭をとって、タクシー業界に変革を起こしていきたいと考えています。
描く未来
タクシー業界が“働き方の多様性”を実現する
タクシー業界のことは、業界内の人にしかわからないことが多いのだろうと思います。一般の人たちが見て、「けっこう面白い業界だね」と思ってくれない限り、新たにタクシー業界に入ってこようという人は増えていかないでしょう。そこで今回、求人サイトだけでなく、オウンドメディアも立ち上げ、地域ならではの情報を発信してきたいと考えています。その地域に行くとどんなものがあって、休みの日にはどんなことができるのか、家賃相場はいくらくらいで、どの程度の間取りに住めるのか、病院や学校、保育所、スーパーマーケットは近くにあるのかなど、“働き方の多様性”を実現するうえで、地域情報は大きな判断材料になると思っています。
- ・沖縄に移住したサーファーが、昼の波の良いときにはサーフィンをし、夜はタクシードライバーとして働く。
- ・ケガをした自転車選手が、温泉地でリハビリをしながら、タクシードライバーとして働く。
- ・主婦が、事業所に併設された保育所にお子さんを預け、日勤でタクシードライバーとして働く。
これらは当グループにおいて実際にある働き方の事例です。
このように、自分に合った働き方を当たり前のように選べる世界を実現していきたい。
そのために、有益な情報や取り組みを発信していきたい。
そんな未来を、ここから描こうとしています。