仕事と子育て両立ママさん! 活躍する女性ドライバー
連載企画「突撃!タクシードライバー」第一回目は、北九州第一交通で働く女性ドライバーの金髙さんです。タクシードライバーになったきっかけなど、詳しくお話を伺っていきたいと思います。はじめに、タクシーとの出会いについて教えてください。
もともとは、タクシードライバーを仕事にすることは全然考えていませんでした。出産後、復職する際に子供を預けられる託児所がある職場を探していました。マザーズハローワークに相談に行き、病院勤務とタクシードライバーを紹介されたのですが、病院勤務は資格も経験もなかったので、タクシードライバーを選びました。女性のドライバーも多く、入社しやすかったです。
託児所がある職場というのが決め手だったんですね。タクシードライバーをされる前はどのような仕事をされていたんですか。
美容関係で、エステや販売の仕事をしていました。仕事に不満はなかったのですが、出産を機に退職して、育児に専念していました。
美容関係で働かれていたんですね。お客様と接するという点では同じですが、タクシーでの接客となると不安に感じる部分もあったのではないでしょうか。実際にタクシー業界に入ってみて、イメージは変わりましたか。
タクシーへのイメージは、男臭く暗いイメージでした。しかし、実際に働いてみると年齢性別関係なく、ドライバー同士で和気あいあいとしていて明るく和む職場でした。
年齢や性別関係なく働けるというのは、タクシードライバーの仕事の特徴かもしれませんね。タクシードライバーには色々な働き方がありますが、金髙さんの勤務スタイルや、ご家族について教えてください。
家族構成は、夫と子供2人(9歳、6歳)の4人家族です。日曜・祝日がお休みで、8時~17時で勤務しています。朝、子供を小学校に送り出してから出社して、帰宅後は家事をしています。子供が熱を出したときなど、急なお休みも取りやすくて助かっていますし、休みやすいところが、この仕事を続けている一番の理由ですね!
急なお休みも取りやすいというのは働くママにとっては嬉しいポイントですね!タクシードライバーになって5年目とお伺いしましたが、働いてみての感想はどうですか。またやりがいも教えてください。
思っていた以上に楽しい職場だと感じました。
仕事を始めたばかりの時は、土地勘が全くなく道は何も分からない状態でした。最初のころはナビを使いながら、ちゃんと覚えるまでには2~3年かかりました。私は方向音痴だと思っていたのですが、ドライバーを始めて、これまでが人任せで、実は方向音痴ではなかったということに気付けたんです!(笑)頑張ったら頑張っただけの報酬も得られて、やりがいを感じています。
今では、目的地を言われると大体のルートが思い浮かぶほどに、地理が分かるようになっているとお聞きしました。日常生活でも役立ちそうですね。これまで印象に残った面白いエピソードや、良い体験談、奇跡の出来事などはありますか?
1日で同じお客さまを3回お乗せしたことがあります。「え、またじゃ~ん」って言われて話が弾みました!(笑)
ありがとうございます。最後になりましたが、これから乗務員を目指す方に、一言メッセージやアドバイスをお願いします。
タクシードライバーは生活に合わせて、無理なく仕事ができるので日々が充実します!